Wednesday 9 May 2007

Lawrence English



Lawrence English Kyushu Tour 2007
2007/06/07 At Hall Oita
2007/06/09 Love Gallery Fukuoka
2007/06/10 Gallery Soap Kokura

Lawrence English ローレンス・イングリッシュ
ブリスベンをベースに活動する、メディア・アーティスト、作曲家、批評家。自らの幅広い関心を軸に、これまで聴/視覚環境の構造、道ばたの音や光景の収集/サンプリング、音やビジュアル要素を用いた空間の変容、私たちの感覚に揺さぶりをかけるサウンド・アート作品の制作等、様々な分野で領域横断的なプロジェクトを続けている。

10年以上に渡り継続されているイングリッシュのサウンド・プロジェクトは、音そのものとそれが音楽になる際の形式的枠組みとの間にある既存の関係(例えばリズムをベースに成立するようなそれや、近代音楽の伝統的作曲手法など)の問い直し/転換が主要なテーマとなっており、実験的サウンドスケープと即興とを織り交ぜつつ、様々な領域に渡り流動的に展開される彼のサウンド探求の成果は海外のメディアにおいて高い評価を受けている。また、イングリッシュはこれまでに、David Toop、Terry Riley、Keith Whitman、吉田あみ、Steinbruchel、ダモ鈴木、Marina Rosenfeld、DJ Olive、Philip Samartzis、Scanner、秋山徹次、Janek Schaefer、KK Null等、多くのミュージシャンと共演/即興演奏を行っている。

最近ではプロデューサーとしての活動も活発で、日本のアヴァン=ポップを代表するつじこのりこや東京をベースに活動するサイケデリック・フォーク集団、テニスコート、オーストラリアのノイズ・ポップ・ユニット、ラショナル・アカデミー等のプロデュースを行っているほか、ロンドンのバービカン芸術センター企画の喜劇「まじめが肝心」(原作:オスカー・ワイルド)の音楽顧問を務めたりもしている。

音楽活動とアート・コミッション以外にも、いくつもの進行中の音楽イベントの企画を手がけており、代表的なものとしては、ブリスベン・パワーハウスにおけるfabrique、ブリスベンの近代美術館におけるMono、ジュディス・ライト現代美術センターにおけるSyncretism/NineHoursNorth等がある。また、::Room40::が毎年行っている音楽フェスティバルOpen Frameのプロデュース他、Saund PolaroidsやLiquid Architecture、What Is Music?等、フェスティバルの企画にも多数関わっている。

::Room40::は、イングリッシュ主催のレーベル/マルチアート団体で、様々なエリアで活動するオーストラリアならびに国際的アーティストの作品を定期的にリリースしている。
http://www.room40.org/

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